先輩ヘルパーさんに同行し、初めての訪問スタート。1時間早く出勤し、流れやケース記録を読み、既往歴などを確認...全然頭に入らず。思ったよりも緊張していることに今更気づきました。主任さんは、サッパリとしている方で、他のヘルパーさんたちも皆さん優しくて、徐々に緊張がほどけてきました。

1件目は、ヘルパーステーションに併設しているケアハウスの方。身体介護2時間で、入浴介助とのこと。入浴後は全身に軟膏を塗布するにしては、2時間も入浴にかかるのかと不思議に思っていましたが、お会いしてすぐに理由が分かりました。

とてもこだわりのある方で、一つ一つの動作に指示が入ります。椅子の位置から、物品の位置など、倍の時間が掛かるのです。

入浴するにも同じで、洗身洗髪洗顔も洗い方が決まっていて、隅々までヘルパーさんが洗い、その後は自分でまた洗う。浴室が狭いため、今日は見学でしたが、次回から自分がこんなにスムーズにできるのだろうかと不安になりました。メモメモで虎の巻をみながらやるしかないです。とにかくやって覚えよう。

入浴後の軟膏は、6種類あり、例えば髪の生え際とおでこの皺の部分までは同じ軟膏で、皺から下は違う軟膏、腰と背中、足でも足首から下は違う軟膏など、部位ごとに違うのでメモしても分からなくなりました。分からなくなれば、利用者さんが教えてくれるとのことで助かります。

男性の方で、一見気難しそうに見えますが、時々見せてくれる笑顔に優しさがみえました。先輩ヘルパーさんが、今日は特に細かかったと話していましたが、きっと初めての新人ヘルパーに教えてくれたのだと思います。施設での入浴は、数をこなさなければならなかったので、こんなに本人に合わせて入浴ができなかったので、とても新鮮でした。それでも時間は決まっているので、時間をかけるところと、手際よくできるところを見極めてやっていかないと時間内には終わらないなと感じました。

2件目は、同じケアハウス内の女性の方。入浴支援でした。ほぼ自立していましたが、歩行時ふらつきがあり、去年転倒し骨折したとの既往がありました。こういう方は、施設では常に付き添って歩行していましたが、常に付き添うことはせずに、見守ることが多く、私は自分の手の届くところにいて、転倒しそうになった時には、すぐに支えたい気持ちがあり、なかなか離れることができないなと思いました。転倒のリスクはあるけれど、行動の制限をせずに、自由に歩いてもらい、家族にも同意をもらっているという施設もあったり、その施設によって違いますが、訪問介護は自宅で自由に暮らしている方たちなので、制限せずに適度な付き添いを心掛けようと思いました。

3件目、4件目は調理でした。自宅の冷蔵庫の中をみて、あるもので作らなければいけません。3件目の方はカレーとみそ汁で良かったのですが、4件目の方は、「赤魚があるから煮る」「鶏肉は、中華風にしようか」「なすもあった。ちりめんも使わないといけないから出してある。ソーセージも使ってちょうだい」と3品のリクエスト。煮魚の時点で、私ならパニックです。恐れていた煮魚。先輩ヘルパーさんは、ササッと取り掛かり、手際よくこなしていきます。中華風は、八宝菜を作り、なすとちりめんとソーセージの煮びたしが完成。味見をさせてもらいましたが、本当においしく、これなら毎日食べたいと思いました。新玉ねぎもあったので、スライスし、サラダにしていました。私は皿洗いと後片付けに徹していましたが、これを自分一人でやると思えば、本当に自信がありません。

先輩ヘルパーさんや、主任さんにこの話をすると、この方は人を見て頼むので、先輩ヘルパーさんならできると思って頼んだとのこと。きっと私には、こんなに頼まないでしょう!煮魚と、蒸し器の使い方は勉強しようと思いました。

あっという間に1日が終わりました。久しぶりの仕事に、心地よい疲労感。早く家に帰りたくて、買い物もせずに帰宅。やっぱり家はいいな、こんな気持ちの利用者さんたちを支えたいと改めて思いました。

明日は2件です。どんな1日になるのでしょうか。私の脳みそがんばれ!フル回転だ!

投稿者

サン

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